看護職の賠償責任保険について

看護職の賠償責任保険について

医療事故は看護職においてあってはならないことです。しかし人間が行うことですから、100%落ち度がないようにする、というのは無理なこと。もし患者さんの生命や体に害を与えるようなことになった場合、損害賠償責任を負担しなければなりません。内容にもよりますが、それは非常に大変なことです。その際に損害を補償してくれるのが、看護職賠償責任保険です。これがどのような制度なのか詳しく説明しましょう。

看護職が訴えられるケースとは?

看護職賠償責任保険は、看護師、保健師、助産師、准看護師が業務においてさまざまなミスをしてしまった場合に備える保険です。
業務におけるミスとは、例えば、医療事故を起こしてしまった、患者さんの病気のことなどを口外してしまった、などというケースのほか、患者さんの持ち物を壊してしまったというケースなどがあります。また、患者さんの中には補聴器やメガネ、時計などを持っている方が多くいますが、日常生活のケアをする看護師などが誤ってこれらを破損させてしまうこともあります。そんな時のもカバーしてくれる保険がこの看護職賠償責任保険です。

看護職賠償責任保険はどのように役立つ?

もし、上述したような業務上のミスにより訴訟になった場合、事故に関する調査が行われ、裁判になることもあります。
この際の費用は内容によってさまざまですが、数十万円から数千万円までかかることもあります。もし裁判になると弁護士費用がかかりしますし、裁判にならなくても、それまでの調査段階で弁護士費用が発生するケースもあります。また、患者さんに対するお見舞いなどの費用も必要です。それらの負担を補償してくれるのが、看護職賠償保険なのです。またこの保険では、事故についてプロセスまで調査を行ってくれるという安心も得ることもできます。
事故は、故意にやったわけではなくても、多額の賠償金を支払う必要が出てくることもあります。人の命を預かる立場として働くのであれば、できるだけ入っておきたい保険と言えるでしょう。

看護職賠償責任保険の必要性

このような保険制度が必要になってきた背景には、患者さんが訴訟を起こす際に、責任がどこにあったのかを明確にしたいと考える方が増えてきたということがあります。どうしてそうなったのか、について正しい情報を求められるケースが増えてきたのです。
どちらか一方の意見で損害賠償を請求される前に、事実を明確にし、その上で責任を取るという制度であり、また、その損害を補償することで、看護職が安心して業務に就ける制度でもあります。
このような制度が必要になるということは、それだけ看護職は責任のある職業であると同時に、さまざまなリスクを背負っている職業であるということです。看護職はそういった自覚を持ち、仕事に就くことが大切なのです。

看護職賠償責任保険は、責任の重い看護職が安心して、自信を持って業務にあたれるための制度です。保険を選ぶ際には、どのようなサポートをしてくれるのか、事実に対する調査は綿密に行ってくれるのか、どのような事象に対して補償してくれるのか、といったことをしっかりと確認することが必要です。
安心して仕事をするためにも、補償の充実した看護職賠償責任保険を選びましょう。



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